「NPO法人 みどりの森」 ロゴマークデザイン
新潟県で認知症に関わる様々な活動をされている「NPO法人 みどりの森」のロゴマークデザインを担当させていただきました。
「みどりの森」は新潟県新潟市にある「みどり病院」の活動が元になり生まれたNPO法人で、カフェやアート教室、学習教室など、認知症予防や認知症の方やそのご家族の居場所づくりをされています。
今回は「みどりの森」の活動を今後さらに広げていきたいとのことで、その活動を束ねるロゴマークデザインをご依頼いただきました。
オンラインでお話を伺い、
● 楽しそう、まずは担当者がワクワクする
● 親の介護などをしている世代や若い世代にも興味を持ってもらいたい
● 「みどりの森」や認知症のイメージカラーのオレンジにはこだわらない
という要望をいただきました。
そしてデザインを進めていく中で
● 確かな認知症の普及啓発への強い思いを表現したい
● 握りこぶしのようなタイポにしたい
という要望もいただき、
「温かみのあるシンボルマークと、シャープで力強いロゴタイプ」
という柔らかさと強さを感じられるロゴタイプにすることになりました。
そして最終的に完成したのがこちらのデザインです。
[ デザインのコンセプト ]
シンボルマークは、法人名に入っている自然や植物の集合体である「森」と、人が集まって楽しい笑い声が聞こえるようなイメージで「ホホホ!」の文字を組み合わせました。「!」を一本の木の幹に見立て、「!」の点が種のように始まりの点になり、それが育って笑い声が広がっていくイメージです。法人が提供する居場所に笑い声が集まり、森のように成長して広がっていくことを表現しています。
文字の部分にあたるロゴタイプは、さらに事業を発展させていきたいという気持ちの強さと、握りこぶしのようなゴツっとした力強さ、そして柔らかさも含んだデザインです。
配色は青々とした元気な緑と芯のあるグレー、その元にある根っこには強い思いを象徴する赤を使用。シャープな黒のロゴタイプと組み合わせて、若さと強さを感じるシャープな配色にしました。
今回のお仕事は、依頼してくださった方が以前別のお仕事でご一緒して覚えていてくださり、数年越しにデザインを依頼していただきました。なかなかないことなので本当にありがたいですし、当時の頑張った自分を褒めてあげたいです。
今回デザインさせていただいたロゴマークが、スタッフや利用者の皆さん、そのご家族の皆さまにも「安心感、楽しさ、明るさ」を感じられる企画や場を提供している「みどりの森」のシンボルとなり、皆さんの居場所の象徴に成長していって欲しいと願っています。